僻南のまほろばを歩く

佐伯地方は宝の山と海、本当のまほろばはここにある。

山天空の旅

尾根に棲む巨樹

2024.12.16 尾根の多くには自然林が残っている。尾根は集落の境界でもある。片方が自然林でもう片方が人工林という事もある。巨岩が横たわっている事も多い。侵食されてもっとも硬いところが残ったのが尾根だからである。尾根は森林の延焼を防ぐ目的もある為…

目撃者になろう、大団円

2024.03.31 「みんな誰もまだ下山していない。」 「波当津海岸」に下山し遂に完踏を果たした「多分、風。」さん(YAMAP通称)が、取材記者にそう言ってくれたらしい。これからも佐伯の山々を楽しむ事を止めない仲間達だと告げてくれたのだ。胸に迫る言葉であ…

じいじの握り飯よりアケボノツツジ

2023.04.23 山が濃淡のピンク色に染まっていた。アケボノツツジとミツバツツジが今を盛りに山頂に咲き誇っていた。「山笑う」とはまさにこういう事を言うのだろう。そのピンクのベールの間に間に日豊の名山も蒼天の下に四方で笑っていた。 今回はじいじが同…

佐伯人の尊い心性

2023.02.13 我が仲間による佐伯地方の稜線踏破の完遂が目前に迫ってきた。佐伯市の境界線は稜線が連なって出来ている。この地方の地勢的特徴でもある。山稜の標高は平均して500mには及ばないだろう。稜線のほとんどに道がなく、しかもその多くが低山であるが…

大阿闍梨

2023.01.14 そろそろ、その活動を紹介してもいいだろう。Saiki Roman Trail(SRT)を実践している彼のことである。彼の活動を知ったのは当会が「天空路プロジェクト」を企図した時である。資料で佐伯地方の稜線調査をしていると何だか同じ考えを既に実践して…

神々の地

2022.11.16 “時間橋”という橋を渡った。ミステリアスな時空に入り込んでいくような気分にさせる名である。宇目の中岳川に架かっている。行く先は鷹鳥屋神社である。”元々の時間橋”は今はダム湖になった川の底に沈んでいる。 鷹鳥屋山(たかどやま)の標高は6…