僻南のまほろばを歩く

佐伯地方は宝の山と海、本当のまほろばはここにある。

山部の旅

歩けば金が落ちる

2025.04.20 “三度目の正直”と称して雨天で二度ほど中止に至っていた「三国峠を歩く」イベントを実施した。 三度目の正直だからと言って晴天だった訳ではない。ヤキモキしながら迎えたこの日も霧雨に見舞われた。”二度ある事は三度”あったのだ。世の中に”四度…

細石(さざれいし)

2024.11.09 “ポツンと一軒家”どころの話ではない。軽トラ四駆で来るのが正しい。本匠山部地区の上腰越集落の標高は430mほどで佩楯山(754m)の頂上はもうすぐそこである。どうしてこんな山中に人が住み着いたのか誰しも考え込まざるを得ないだろう。そんな山…

太郎の山に陽が降り積む

2024.05.03 臼杵市の林業家後藤國利氏に「太郎林」を案内して頂いた。何と西南戦争で官軍が攻め上がった「三国峠」の直下がその森林だった。遠くからでも一目で違いが分かる。周囲の人工林がまるでもやしのような密集林になっていることに気付かされる。それ…

じいじの握り飯

2023.01.08 「じいじ、おにぎり握ってるの? また、”耕二君”と山に登るの?」、友人の六歳の孫が言ったそうである。 お陰で益々豪勢の度合いが増した昼食を山腹に済ませると、「境界石」に巡り合う事が出来た。三国山(664m)をやや宇目側に下った尾根に三国…